ランキングAsahiCom_2005-11-20
asahi.com(http://www.asahi.com/whatsnew/ranking/)より
■2005-11-20
■ 1位 新ウォークマン、事実上の値下げで発売 ソニー
ソニーは19日午前、携帯音楽プレーヤーの新商品「ウォークマンAシリーズ」を全国で発売した。米アップルコンピュータの「iPod」シリーズに新商品投入で先行されて国内シェアが急落しているため、当初の店頭想定価格から1000〜5000円程度引き下げた。発売開始から事実上、異例の値下げに踏み切ることで、追い上げを図る。
Aシリーズは、最大1万3000曲を記録できるハードディスク駆動装置(HDD)内蔵型2機種と、フラッシュメモリー内蔵型3機種の計5機種。オープン価格だが、店頭想定価格は1万7000円前後〜3万3000円前後としている。
ソニーは連続再生時間を宣伝するため、東京・渋谷で19日午前11時までの50時間、ダンサーが交代で新商品で音楽を聴きながら踊り続けるイベントを開いた。
■ 2位 「ローン抱え悔しい」行政への要望続々 耐震強度偽造
親子で資金を工面して手に入れたマイホーム、老後のためにと買ったマンション……かけがえのない資産には欠陥があり、地震で倒壊するかもしれない。首都圏で21棟に及ぶマンションとホテルの耐震強度偽装が知れ渡った18日、居住者たちの不安と怒りは、さらに広がった。
耐震強度が偽りだったとされる東京都墨田区の11階建てマンション(36世帯)。会社員の男性(59)は今年1月に約4000万円で部屋を買い、家族で入居した。頭金の1000万円は男性が工面し、残りは息子の名義で借金した。「半端じゃない大借金。多額のローンを抱えて……悔しい」
それまでいた近くのマンションは狭かった。3LDK、90平方メートルという広さにひかれて住み替えた。低価格が売りものだった。「安かろう悪かろうでは困る」と心配したが、「設備を簡素にしました」などと説明を受けて信用した。
「それなのに地震で倒壊する危険があるなんて。許せません。見逃した行政にも責任があります」と怒る。
入居直後から雨漏りなどが目立ったという。1階の郵便受けがある一角に雨がしみ入ったり、階上の外壁面がひび割れたり。管理会社に連絡してようやく修復されたが、「経費を抑えよう抑えようという姿勢が伝わってきました」と不信感をあらわにする。
これからは入居している全世帯がまとまって動かないといけないと感じている。管理組合を通じてしっかり話し合わなければ、と。「賠償問題などを考えると販売会社に倒産されても困るし……。どうなるのでしょう」。男性は何度も不安を口にした。
◇
横浜市鶴見区にある問題のマンションの住民を対象にした市の説明会が18日午後7時から鶴見工業高校で開かれた。子供も含めて約30人が出席。約2時間にわたって説明を聞いたり、住民同士で話し合ったりした。
横浜市の担当者は「(部屋を売買した当事者同士の)交渉の手助けなど、できる限りのことをしたい」としつつ、金銭的な補償などについては「『市がこれだけのことをやります』と今ここで言うことはできません」と説明した。
住民からは「行政のチェックが全くないのはおかしい」「民間業者を指導、監督しきれない行政の怠慢だ」といった批判が続出。一方で「責任がどこにあるのかといった議論は後でいい。いま命の危険にさらされている我々をどう救済してくれるのか。即効性のある措置をとってほしい」「市は国や県、業者との窓口になってほしい」などと求める声も出た。
参加した主婦(37)は「9月に引っ越してきたばかりです。まさかこんな……」と涙を浮かべて話し、続けた。「ローンもありますが、本当に危ないとなったら住んではいられません。小学4年生の息子も転校した学校にやっと慣れてきたところなのに……」
■ 3位 スーパー園児、11人がフルマラソン完走
42.195キロのフルマラソンを完走するスーパー幼稚園児がいる。大阪府四條畷(しじょうなわて)市の私立星子(せいし)幼稚園の5〜6歳児。今月上旬、同府枚方市の淀川河川敷であった市民マラソン大会に13人が参加し、うち11人が制限時間の8時間以内にゴールした。幼稚園児がフルマラソンを走りきるのは「ちょっと聞いたことがない」(日本陸上競技連盟)という。
「がんばれ」「あとちょっと」。6日、雨が降りしきる淀川河川敷。親たちの声援を受け、体操服姿の園児たちが駆け出した。
5キロごとに設けた独自の給水ポイントで、飲み物やバナナなどを口にしながら5〜10分休憩。鉄村和夫園長(68)らと一緒に休み休み、7時間前後で走りきった。
「風が気持ちよかった。ゴールできたときはすごくうれしかった。また走りたい」。6時間50分台で完走した誉田海人(こんだ・かいと)ちゃん(6)は満足げに話した。
星子幼稚園の大会への参加は今年で5回目。初回の01年は12人の園児がハーフマラソンに挑み、02年からフルマラソンに挑戦した。02年7人、03年10人、04年4人が制限時間内に完走し、今回は一気に倍増した。
快挙の裏には日頃の鍛錬がある。
園の一日は1周約350メートルの園庭ランニングで始まる。年少は途中で歩いたり、遊具で遊んだり。年中は約4キロ、年長は約5キロ、それぞれのペースで走る。真冬を除き、みんな裸足だ。
「毎朝ランニング」は30年ほど前から続けている。学生時代、陸上の長距離選手だった鉄村さんが、なんでもない場所で転ぶ園児の姿を見て体力づくりを思い立った。
マラソンのほか、週末や祝日を利用してハイキングや登山を年20回ぐらいこなす。1回あたり15キロ前後。周辺の1000メートル級の山はほとんど制覇した。
■ 4位 旧皇族は皇籍復帰の覚悟を 竹田家男性、宮家の役割著す
戦後、皇籍を離脱した旧皇族・竹田家の竹田恒泰氏(30)が、皇位継承の歴史や宮家皇族の役割に言及した本を近く出版する。この中で、「男系でない天皇の誕生は『万世一系の天皇家』の断絶」と指摘、旧皇族の男子は皇籍復帰の覚悟をもつべきだとしている。発刊にあたって一部の皇族や旧宮家当主らにも相談したといい、小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇容認の答申を近く出す見通しの中で、論議を呼びそうだ。
『語られなかった皇族たちの真実』(小学館、1365円)。竹田氏の祖父は「スポーツの宮様」として知られた故竹田宮(たけだのみや)恒徳(つねよし)王で、父は日本オリンピック委員会会長竹田恒和氏。
「皇統のスペアとして、また天皇を守る存在として宮家の果たしてきた役割についてわかりやすくまとめた類書がない」のが執筆の動機という。
終戦時に昭和天皇の指示で軍の説得に当たり、戦後は占領政策で皇籍を離脱せざるをえなかった歴史を紹介。また男系継承の伝統の重要性を強調し「皇室の存在意義を守り抜くために、旧皇族の男系男子は責任を果たさなくてはならない」としている。
11宮家の皇籍離脱について重臣会議で鈴木貫太郎元首相が加藤進宮内次官に「皇統が絶えることになったならどうであろうか」と疑問を提示。加藤が「かつての皇族の中に社会的に尊敬される人がおり、それを国民が認めるならその人が皇位についてはどうでしょうか。しかし、適任の方がおられなければ、それは天が皇室を不要と判断されるのでしょう」と述べたという逸話も盛り込まれている。
典範改正をめぐっては、三笠宮寛仁さまが女性・女系天皇容認に異議を唱える随筆を公表している。
■ 5位 関西最大手、大阪予備校来春廃校へ 競争激化で生徒数減
関西資本の最大手予備校で50年以上の歴史を持ち、「大予備(だいよび)」の愛称で知られる大阪予備校(大阪市浪速区)が、来春廃校する方針を決めたことが18日わかった。同校は少子化や全国展開の大手予備校との競争などで入学生が激減していた。在校生については来年3月末まで授業を続ける。大阪府によると、廃校が決まれば、大学受験を目的とする府認可の予備校では初めてとなる。
運営する学校法人大阪予備校が今月15日、府私学課に廃校の認可申請を出した。12月中旬にも開かれる府私立学校審議会で廃校が了承される見通し。これを受けて、大阪予備校は来年度の生徒募集はせず、来年3月末に廃校する。近く在校生に説明する予定だ。
契約している講師約70人は来春まで残り、「授業に支障はない」としている。姉妹校の大阪北予備校(大阪市淀川区)は引き続き運営する。
大阪予備校は定員2000人だが、生徒数が04年度で約460人、今年度で約360人にまで激減。職員をリストラするなど経費節減に努めていた。
関西地区では80年代から、河合塾(名古屋市)、駿台予備学校(東京都)、代々木ゼミナール(同)の3大予備校の進出が相次ぎ、さらに来春には河合塾が大阪市天王寺区に新校舎を開校させる予定だ。大阪予備校の生徒の多くは府南部や奈良、和歌山両県から通っており、生徒数の増加は見込めないと判断した。
大阪予備校は52年、大阪北予備校は76年にそれぞれ府の認可を受けた。両校合わせた総定員は3700人で、第2次ベビーブーム世代が大学受験期を迎えた90年代初頭には定員を超えていた。担任制を敷き、出欠確認をするなど高校のような授業が特徴で、京都大や大阪大、神戸大のほか、関関同立など有名私大の合格実績に定評があった。
有名予備校をめぐっては今年2月、医歯薬系大への進学で知られた両国予備校(東京)が閉鎖している。
■ 6位 暖房装置が爆発、1人死亡 車庫で講習会の準備中
olor="blue">金沢
19日午前9時20分ごろ、金沢市利屋(とぎや)町、若林光彦さん(66)方で爆発があり、2階建て住宅兼事務所の1階車庫約13平方メートルのうち屋根と壁の一部が焼けた。この爆発で、車庫にいた近所の山下彰治さん(55)が死亡し、同市大場町の深谷尚登さん(35)が顔などに軽いやけどを負った。
石川県警金沢東署によると、若林さんは、ビニールハウス用の暖房装置などの普及・販売を目的とする「アースファイヤー普及協会」の理事長で、発生当時、協会事務局長の山下さんと、協会員の深谷さんが車庫内で、暖房装置の講習会を開く準備をしていた。
暖房装置は、水素を利用するもので、装置に付属するボイラーに点火したところ、水素などを貯蔵するタンク付近が爆発したらしい。出火当時、ほかに4人が講習を受けるために大阪から来ていたが、車庫にはいなかった。
現場は金沢市北部の住宅地。近くの男性(73)は「今年の2月ごろから月2回程度の実演をしていた。私も一度見に行ったことがあるが、それほど危険と思わなかった」と話した。
■ 7位 検査会社、着工後も2度見逃す 耐震強度偽造
偽造された構造計算書に基づいて耐震性能の不足するマンションなどが建てられていた問題で、着工前の建築確認をした民間検査機関イーホームズ(藤田東吾社長、東京都)が、完成した14棟のうち12棟で、着工後の中間検査と完了検査も手がけていたことがわかった。偽造書類が複数のチェックの機会をすり抜けたことを受け、国土交通省は検査制度のあり方を再点検する。
イーホームズは「工事が設計図通りに進んでいれば、着工後の検査で欠陥を見抜くのは困難」としている。
中間検査は、2階の床の鉄筋を組み立てる工事が終わった時などに、建物が建築基準法通りに建てられているかや、工事が適正かどうかを、現場調査や書類審査で確認する。建築基準法の改正で99年から導入され、全国の自治体の7割が条例で義務づけている。完成時の完了検査は建築基準法で義務づけられている。
検査業務は、建築確認の場合と同じく、国交相の指定を受けた民間機関か、自治体が担当する。
国交省によると、千葉県市川市の姉歯建築設計事務所が偽造した構造計算書に基づいて建てられ、すでに完成している14棟のうち、東京、千葉、神奈川の1都2県のマンション11棟とホテル1棟は、中間検査も完了検査も、建築確認と同じくイーホームズが担当。残りの2棟は中間検査は対象外だったが、完了検査は同社がしていた。
いずれも検査で合格したが、川崎市と千葉県船橋市のマンション計2棟は、国交省の調べで、建築基準法が義務づける震度6強〜7程度の地震に耐えられず、震度5強程度で倒壊する恐れのあることがわかった。
着工後の2度の検査機会でも不正を見抜けなかった理由について、同社は「設計図は建築確認で審査済みなので、検査では工事が設計図通りかどうかを確認した。現場の鉄筋の数などを見ただけで、欠陥と見抜くのは相当な専門家でないと無理」としている。
中間検査と完了検査は、建築確認を担当したのと同じ検査機関がすることがほとんどとされる。複数のチェックの機会がありながら不正が見過ごされた背景には、検査時の書類審査が形式化していた可能性もあり、同省は、近く発足させる国交相諮問機関の専門部会で検証する。
■ 8位 楽天社長、TBS決算を酷評 経営統合で立て直し強調
楽天の三木谷浩史会長兼社長は18日、放送事業の収入減などが目立ったTBSの05年9月中間決算について、記者団に対し「はっきり言って極めて悪い。約20%を持つ最大株主としては、経営改善をしてもらいたい思いだ」と酷評した。その一方、「TBSと組んで、多チャンネル時代の到来に備えたい」と経営統合の実現に意欲を見せた。
三木谷社長は、TBSの不振について「(視聴率などで)テレビ朝日に追い抜かれ、テレビ東京の足音も聞こえてきた」との見方を示し、「テレビ朝日はサッカーW杯中継、フジテレビはイベントや番組作りを工夫している。TBSにはプラス要因が無い」と不満を表明した。
記者団から「フジやテレビ朝日と業務提携した方が良いのでは」と聞かれると「二兎(にと)を追う者は一兎(いっと)をも得ず」と述べ、経営統合によってTBSを立て直す方針を変えないことを強調した。
TBSの今年9月中間決算は、大型番組の制作費などが膨らみ、本業の稼ぎを示す営業利益が半減した。
■ 9位 「首相のイス」に安倍氏座る 臨時代理で初閣議
「首相がお帰りになるまで、この重責を果たしたい」。安倍官房長官は18日、首相官邸で開かれた閣議で、訪韓中の小泉首相の臨時代理として首相席に初めて座った。
安倍氏は、首相不在中に職務を代行する臨時代理の順位第1位。やや緊張した表情で着席し、閣議後の記者会見では「役割は官房長官の今までと変わらない。特別の感想はございません」。
■ 10位 8年前の殺人容疑で男逮捕、7つの偽名使い転々… 静岡
8年前に静岡県藤枝市で起きた女性殺害事件で、藤枝署は18日、指名手配していた内縁の夫で大分市城原、住宅リフォーム業秋本勝次容疑者(42)を殺人の疑いで逮捕した。容疑を大筋で認めているという。同署によると、この間、七つの偽名を使い、宮城、埼玉、新潟、和歌山、大阪、山口など15府県を転々としていたという。
調べでは、秋本容疑者は97年10月9日ごろ、内縁関係にあった藤枝市高洲1丁目の無職中島博美さん(当時44)方で、中島さんに暴行を加えて、外傷性ショック死させた疑い。同容疑者は中島さんを病院に運んだ後、姿を消していた。
■ 11位 脱「海賊版」アピール レノボ、全機種に「XP」搭載へ
米IBMのパソコン(PC)部門を買収し、世界3位のPCメーカーとなった中国企業・レノボ(聯想、本社・ニューヨーク)は、12月から中国国内向けに出荷するPC全機種に米マイクロソフト社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」を標準搭載する。中国では価格を安くするためにOSなしで販売するPCが多く、海賊版横行を助長していると批判されていた。世界企業をめざすレノボは知的財産を重視する姿勢をアピールする。
従来、中国メーカーがOSなしで販売していたのは日米韓製品に価格で対抗するためだった。レノボも「農村部への普及促進を図る」としてデスクトップ型で約3千元(約4万2000円)、ノートブック型で約7000元(約9万8000円)の格安機種を出してきた。
中国ではソフトに対価を支払う意識が薄く、「中国の秋葉原」と言われる北京市の中関村では店のすぐ前で10元〜100元(約140円〜約1400円)でウィンドウズの海賊版が売られ、それらを利用する人が後を絶たない。
IBMのPC部門の買収手続きを今春完了したレノボは「世界トップをめざす」(楊元慶会長)と、本社も米国に移転。16日に「正規ソフトがPCの価値を高める」との声明を出し、海賊版大国の中でイメージチェンジを図る。
■ 12位 三洋電機、最終赤字2330億円 低迷の半導体など縮小
三洋電機は18日、05年9月中間連結決算を発表し、06年3月期の連結最終赤字の予想を9月時点の1400億円から2330億円に大幅下方修正した。業績不振の経営責任を明確にするため、野中ともよ会長、井植敏雅社長が役員報酬の5割をカットする。井植社長の父で代表権を持つ井植敏・取締役会議長(前会長)は本人の申し出で報酬を全額返上する。社長経験者の近藤定男、桑野幸徳の両取締役は近く退任する。
三洋は大幅下方修正に伴って同日、半導体や白物家電などの不採算部門の大幅な見直しを柱とした中期経営計画を発表。主力取引銀行の三井住友銀行などを引受先に、2千億〜3千億円の増資を実施する一方、事業再編に着手する。
白物家電、AV、半導体、金融の計4事業を構造改革事業に指定し、冷蔵庫やエアコン、国内のテレビ事業は縮小。薄型テレビからは撤退する。
04年秋の新潟県中越地震の被害による巨額損失で低迷が続く半導体については、生産品目を大幅に絞り込み、将来的に分社化も検討する。
三井物産との交渉が決裂した金融子会社、三洋電機クレジットについては新たな売却先の選定を開始。三洋本体の連結有利子負債約1兆2000億円の早期削減を目指す。
計画では、こうした事業リストラにより、06年度には黒字転換し、07年度には連結売上高2兆6400億円、連結当期利益620億円を達成するとしている。
■ 13位 原子力空母ジョージ・ワシントンを配備か ロイター報道
ロイター通信は18日、米海軍が神奈川県の横須賀基地を事実上の母港とする通常型空母キティホークの後継艦に原子力空母ジョージ・ワシントンを配備することを決めたと報じた。米海軍は08年にキティホークを退役させ、後継艦を初めて原子力空母にすることを10月に発表していた。
米海軍は朝日新聞に対し「まだ発表していない」と述べ、正式な発表は控えている。地元の横須賀市や神奈川県が反対の姿勢を示していることから、発表にはなお時間がかかることも予想される。
ジョージ・ワシントンは、米バージニア州ノーフォークを拠点とするニミッツ級の空母で、80機以上を搭載できる。同通信は、後継空母の選定には「艦名」が重要だったとの当局者の発言を引用した。同型艦のうち、広島と長崎への原爆投下を命令したトルーマン元大統領にちなむ空母ハリー・トルーマンは、日本の国民感情への配慮から除外した、としている。
■ 14位 面識ない単独犯か?携帯放置、傷口一致 大阪・姉妹殺害
大阪市浪速区のマンションで17日未明、住人の姉妹が胸などを刺されて殺害され、部屋に放火された事件で、亡くなったいずれも飲食店員の上原明日香さん(27)と妹の千妃路(ちひろ)さん(19)が使っていた携帯電話がいずれも室内に残されていたことが府警の調べでわかった。姉妹は同一の刃物で襲われた可能性が高いことも判明。犯人が交友関係の記録が残る携帯電話を現場に残したままにしていることから、府警は姉妹とは面識がない単独犯の犯行だった疑いもあるとみて、犯行時間帯にマンション周辺で目撃された不審者について重点的に捜査している。
浪速署捜査本部の調べでは、姉妹の致命傷となった左胸の刺し傷はいずれも幅3.5センチで、同一の刃物が犯行に使用されたとみられ、犯人が1人だった疑いが強まった。
事件後、現場の室内に残されていた姉妹のバッグとリュックサックから1台ずつ携帯電話が見つかった。
室内からは、硬貨や紙幣が一切残っていない姉妹の財布も見つかっており、犯人が物色したとみられる。
玄関の扉を施錠するにはカードを差し込むと同時にノブを回す仕組みで、住人らによると、入居して間もない人が施錠できていないことに気づかないまま外出することも多いという。府警は犯人が姉妹が帰宅する前に無施錠の玄関から侵入し、帰宅直後に居直って襲いかかった可能性もあるとみている。
◇
18日夕、奈良県平群町の上原明日香さんと千妃路さんの実家には姉妹の友人らが集まり、早すぎる死を悼んだ。親類の男性によると、姉妹の遺体を納めたひつぎは、仏壇のある部屋に並べて置かれ、両親は気丈に振る舞っていたという。しかし、17日に姉妹の遺体と対面した際には「なんでや、なんで2人も一緒に……」と繰り返し、泣き崩れていたという。この男性は「明日香さんは明るくて妹思い。千妃路さんも元気ないい子だったのに」と肩を落とした。
■ 15位 探査機はやぶさ、イトカワに向け降下
宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」は19日夜、小惑星「イトカワ」に着陸するための降下を始めた。表面に着陸して、砂や岩の破片などの試料を採取することが目的だ。順調に行けば、20日午前6時ごろ着陸する見通しだ。はやぶさは姿勢制御装置の故障などを抱えながら、最大の任務に挑む。
はやぶさはイトカワまで約2キロの位置から徐々に接近を開始。着陸予定地点は、岩が比較的少ない「ミューゼスの海」と呼ばれる場所だ。
高度約40メートルまで達すると、着陸の目印として、約88万人の名前が書かれたターゲットマーカーを落とす。着陸は1秒ほどで、表面に細長い試料採取装置を接触させて金属球を撃ち込み、舞い上がる物質を採取する。
はやぶさは、機器の故障で細かい姿勢制御が難しい状況にある。軌道が予定より大幅にずれるなどして、危険と判断される場合には、降下を中断して上昇する可能性もある。着陸の予定は25日にも設定されている。
■ 16位 皇位継承「第1子優先」に異論 民主・鳩山幹事長
民主党の鳩山由紀夫幹事長は18日の記者会見で、首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇を認め、皇位継承順位は男女を問わず「第1子優先」の方向で集約していることについて、私見として「男の子がいる場合は、男の子がついだ方が天皇家が安泰ではないか」と述べ、兄弟姉妹の中で男子を優先すべきだとの考えを示した。
鳩山氏はその理由として「(第1子優先なら)女性天皇が存在する確率は半分になり、歴史伝統から見て大きな変化。女性天皇の夫が将来天皇になる資格があるのか、私の中で整理がつかない。その子が天皇になるとなれば、自分の家を将来天皇家にしようという意図を持つ人たちが行動するのではないか」と述べた。
■ 17位 姉妹刺殺、帰宅直後に襲撃 午前2時10分に悲鳴
大阪市浪速区のマンションで17日未明、住人の姉妹が刺殺され、部屋に放火された事件で、府警は、住民の証言などから犯人が姉妹を襲った時刻を、帰宅直後の午前2時10分ごろと特定した。周辺の商店などから防犯カメラの記録映像の提供を受け、分析している。また、火元とみられるソファ近くで使い捨てライターが見つかった。
浪速署捜査本部の調べでは、マンション内の複数の住人が未明に「キャー」という女性の悲鳴を聞いていた。その際に時計を確認した住民の証言などから時刻を絞り込んだ。
上原千妃路(ちひろ)さん(19)は17日午前1時40分すぎ、「姉と一緒に帰る」と同僚に告げて勤務先の飲食店を出た。その後、近くの飲食店で働く姉の明日香さん(27)と待ち合わせ、一緒に自転車で帰ったとみられている。自宅までは自転車で約20分かかるといい、府警は2人が帰宅直後に襲われたことがほぼ裏付けられたとしている。
ソファは、刺殺された明日香さんと千妃路さんが倒れていた部屋の隣室にあった。燃えやすいウレタンと布でできていたとみられ、現場検証で骨組みを残すだけの状態で焼けていたのが確認された。
ライターはソファの前の床に落ちていたという。室内にはほかにも複数のライターがあったが、府警は犯人が元々室内にあったライターを使って放火した疑いがあるとみている。
火災報知機が作動して住人が119番通報したのは、午前3時40分ごろ。現場に到着した消防隊員が外から室内に炎が上がっているのを確認し、施錠されていた玄関扉を壊し、室内に入った時にはまだソファ付近がくすぶっていたという。
■ 18位 建築確認審査に不備、検査機関の処分検討 耐震強度偽造
首都圏のマンションなどの建築確認に偽造した構造計算書が使われた問題で、建築確認をした民間の検査機関イーホームズ(東京都新宿区)が、国土交通省の省令通りの手続きをしていなかったことが18日、わかった。審査を省略する場合に必要な書類が添付されていないのに、計算過程の審査を省いており、同省は同社の審査が不適切だったとして建築基準法に基づいて処分する方針。また、国交省は同日、関係自治体と対応策を協議した。
構造計算書は、地震などに対する建物の強度を調べるもの。国交省の省令では、国交相認定のコンピュータープログラムを使ったことを証明する「大臣認定書」などが添付されていれば、計算が合っているかどうかの点検を省略できる。
しかし、同日、記者会見したイーホームズの藤田東吾社長らによると、同社は姉歯建築設計事務所から出された書類に大臣認定書などがなかったにもかかわらず、点検を省いていた。姉歯建築設計事務所から提出された書類には、正規のプログラムを使った場合に、計算書の各ページに印字される「認定番号」もついていなかった。
これについて藤田社長らは「適正なプログラム使用の証拠となる『利用者証明書』という別の書類が添付されていたので省略していいと思った。認定番号の印字がないからといって不正ではない」と説明。「手口は巧妙であり、通常なら気づかない」と強調し、自社の責任を否定した。
だが、国交省は「認証番号の印字や認定書の添付がない場合は、不適正なプログラム使用が疑われ、審査の省略はできない」とし、同社の審査に不備があったとみている。
一方、国交省は、偽造されたマンションのある東京都、千葉県、神奈川県など関係自治体を集めて18日開いた「構造計算書偽造問題対策連絡協議会」で、退去希望者の相談窓口を3都県に設置することを決めた。
すでに完成したマンション13棟では、各自治体が居住者を直接訪問して事情を説明している。だが、単身者用で不在だったり、所有者と居住者が違ったりして連絡がつかないケースも多いという。
東京都は、マンションの構造計算を姉歯建築設計事務所に発注していた建築設計事務所6社が都の調査に、「仕事が速い」「建築主の指示」などと回答したことを協議会で明らかにした。
■ 19位 靖国参拝は「韓国への挑戦」 日韓首脳会談、溝埋まらず
小泉首相は18日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のため訪れた釜山で韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と会談した。大統領は、首相が10月に靖国神社に参拝したことに「韓国に対する挑戦でもある」と反発。首相は「戦争の美化、正当化では決してなく誤解だ」と持論を説いたが、双方の溝は埋まらなかった。慣例化している半年に1度の相互訪問について首相は大統領に年末の訪日要請はできず、会談開催も合意できなかった。
小泉首相は同日夜、大統領訪日の見通しについて「それは分からない。大統領が判断することだ」と記者団に語った。
首脳会談は6月のソウル以来。約30分間の会談の半分を歴史問題に費やした。日本側の説明では、盧大統領は「首相の靖国参拝や最近の多数の政治家による参拝は韓国に対する挑戦でもあり、日本が過去に戻るのではないかとの懸念がある」と強い調子で批判した。
これに対して、首相は「(日本の)敗戦から今日に至るまでの平和の歩みを誇りに思っている」としたうえで、「参拝は二度と戦争をしないという決意と同時に戦没者に対する哀悼の念からだ」と説明。さらに、日韓関係について「自由と民主主義、市場経済などの共通の価値観を持っている。両国とも米国と同盟関係にある。こういう国は世界であまりない」と重要性を強調した。
これに関連して、小泉首相は16日の日米首脳会談後の記者会見で「日米関係が良ければ良いほど、中国、韓国、アジア諸国との良好な関係を築ける」と話していた。
大統領は、前回の首脳会談で新たな追悼施設建設の検討を進めるよう要請したが、今回はこの話題に触れなかった。逆に前回会談で言及しなかった竹島(韓国名・独島(トクト))領有権問題を、靖国参拝や歴史教育問題とともに取り上げた。韓国側の説明では、大統領はこの3点について「いくら小泉首相の考えを善意に解釈しようとしても、韓国国民は絶対に受け入れることはできないだろう」と述べた。
北朝鮮問題について首相は、日米韓3カ国の一層の協力の重要性を強調。大統領は「核問題に上手に協力して対応していきたい」と応じた。
首相は、拉致問題について18日、タイのタクシン首相と立ち話をしたことを取り上げ、「タイでも拉致された人の話が出ており、タイとも協力していこうと話した」と説明。大統領は「実務者の間でうまく処理し、解決されることを期待している」と応じた。
■ 20位 江夏、掛布…阪神「夢のOB交流戦」、決着はサヨナラ弾
プロ野球阪神タイガースの球団創立70周年を記念した「夢のOB交流戦」(特別協力・朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、朝日放送)が19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われた。
85年に監督として日本一に導いた吉田義男さん(72)、通算206勝の江夏豊さん(57)、85年当時の4番打者の掛布雅之さん(50)ら歴代OBが、岡田彰布監督(47)や現役選手らと混成チームを組んで対戦。江夏さんが掛布さんを遊飛に打ち取るなど約4万3000人の観客は沸いた。
本塁打王に輝いた田淵幸一さん(59)は空振り三振に終わり、「みんな年を取ったね」。試合は3回で終了。岡田監督率いる白組が監督自らのサヨナラ本塁打で、吉田さん率いる紅組(あかぐみ)に勝った。岡田監督は「企画としては久しぶりによかったんちゃうか」とご機嫌だった。
■ 21位 ロシア、教科書問題で日本非難 北方領土の領有正当化?
ロシア外務省のカムイニン情報局長は18日、プーチン大統領の訪日を前に、日ロ関係についての見解を発表した。「いまだに日本の歴史教科書は、戦前、戦中の朝鮮半島占領や中国での残虐行為が犯罪行為だったと認めていない」とした。歴史問題を指摘することで、北方領土の領有を正当化する狙いがあるとみられる。
外務省のウェブサイトに報道機関からの質問に答える形で掲載された。「日本が拡張主義的な過去の誤りを認めることが現実的な問題だ」と強調し、「中韓両国は、日本指導部の公式謝罪が日本との未来志向の関係発展の前提条件だと考えている」とも指摘した。
■ 22位 「式場は目標ではなかった」ザルカウィ幹部、誤り認める
イラク・アルカイダ機構のザルカウィ幹部は19日、ウェブサイトで肉声の声明を出し、アンマンで9日起きた自爆テロについて「結婚式場が攻撃目標ではなかった」と釈明した。攻撃の誤りを一部認めるかのような発言で、極めて異例だ。ヨルダンではこの事件を機に、同国出身のザルカウィ幹部への反発が強まっている。
声明によると、ホテルを狙ったのは「異教徒のスパイが会合をしていたため」だと弁明。攻撃目標はホテルの他の部屋だったが、爆発の影響で結婚式参加者が犠牲になった、と釈明。「死んだイスラム教徒に神の慈悲を」と述べた。
一方で、ヨルダンでのテロ自体は正当化。今後の続行を表明し、停止の条件として「米国とイスラエルの大使館閉鎖」「大使や外交官のバグダッド撤収」などを挙げた。ヨルダン人に「空港や軍事施設、ホテルに近づくな」とも警告した。
同幹部が異例の対応をした背景には、地元での反発の強まりがある。これまでは、ヨルダンの一部で同幹部が反米闘争の英雄とみなされることが少なくなかった。
「ザルカウィは英雄だった。しかし、もはや親族とすら認められない。最後に会ったのは98年だが、二度と会いたくない」
アンマン北東の都市ザルカで、ザルカウィ幹部のいとこだという運転手のユーセフ氏(26)は吐き捨てた。町は同幹部の出身地。多くの親族が住む。
一族は彼の活動を「占領軍からイラクを解放する戦い」と信じていたという。「日本人の斬首などやりすぎと思うことはあったが、大義を疑ったことはなかった」という。
しかし、今回のテロで、犠牲者の大半はヨルダン国民。親族らは裏切られた形となった。
ザルカウィ幹部の今回の声明は、こうした声を強く意識したとみられる。
テロを実行した容疑者らがイラク人だったことから、アンマンでは在留イラク人への反感も噴出している。アンマンとイラクの間を往復する長距離タクシーの運転手(24)によると、アンマンなど3カ所でイラク車への投石があり、ガラスが割れた。イラク人運転手らはアンマンで嫌がらせを受けるのを避けて、駐車場で寝泊まりしているという。
拡大する反イラク感情を警戒し、ヨルダンのアブドラ国王は12日「在留イラク人は第二の故郷で暮らす兄弟だ。テロリストの狙いは両国民の分裂だ」と呼びかけていた。
■ 23位 改革競争へ首相が「手綱」 谷垣氏ら抑え込む
小泉首相が18日夜、自民党の中川秀直政調会長を持ち上げる一方、ポスト小泉候補とされる谷垣財務相を「調子はずれ」とまで批判したのは、政府・与党内の政策論争に一定の方向性をつける狙いがありそうだ。中川氏と谷垣氏は、政府系金融機関の統廃合問題や消費税率引き上げ、日本銀行の量的緩和政策などで対立。首相が批判した与謝野経済財政担当相も谷垣氏に同調していた。「首相裁定」で、谷垣氏はポスト小泉競争で難しい立場に立たされそうだ。
小泉首相が10月末に政調会長に中川氏を起用して以来、首相と中川氏の発言は同一歩調が目立った。政策金融機関の一本化は首相の持論だが、中川氏は15日に「総理の言う、できれば一つに、ということを貫いていくべきだ」と主張。同日午前に首相が来年度予算の国債発行額を30兆円に近づけるよう指示すると、すかさず「とにかく目指そうということだ」と応じた。
一方、谷垣、与謝野両氏の主張とは対立。消費税率の引き上げと歳出削減を同時に議論しようとする両氏に対し、中川氏は竹中総務相と歩調を合わせ、歳出削減を先に進めるよう主張。日銀による量的緩和政策の解除について、与謝野氏が「政府として注文をつける立場にない」と述べると、「どうやったら06年にデフレを脱却できるのか、しっかり考えて議論を」と注文をつけた。
谷垣氏は、内閣改造直前の10月27日の経済財政諮問会議で首相から「抵抗勢力は財務省と経済産業省だ」と叱責(しっせき)されていた。また、与謝野氏も11月9日の会議で首相から「次の総理は改革を推進しなければならない。与謝野大臣は改革推進勢力となって、中川政調会長と頑張って欲しい」と注文をつけられていた。
■ 24位 構造計算書偽造建築士の資格取り消しへ 国交省
首都圏のマンションなどの構造設計書偽造問題で、国土交通省は18日、構造計算書を偽造した千葉県市川市の姉歯建築設計事務所の姉歯秀次1級建築士(48)について、建築士の資格を取り消す方針を固めた。
24日に聴聞会を開いて本人の弁明を聴き、12月上旬の中央建築士審査会で処分を決定する。
■ 25位 全裸ランニング指示の元監督逮捕 強要などの疑い 岡山
私立おかやま山陽高校(岡山県鴨方町)の野球部の元監督が部員に全裸でランニングをさせていた問題で、玉島署は18日、元監督の同県早島町早島、無職池村英樹容疑者(35)を強要と暴行の疑いで逮捕した。池村容疑者は全裸でランニングするよう指示したことや暴行容疑について認め、「愛のムチのようなものだった」と供述しているという。
調べでは、池村容疑者は7月初旬の夜、部員39人をメンタルトレーニングの一環と称して全裸にさせ、同県金光町にある同校グラウンドを3周させた疑い。4月初旬には、生活指導を名目に1年生部員の顔を平手で7、8回殴るなどしたほか、6月にもグラウンドに隣接するミーティングルームで、2年生部員を投げ飛ばしたり、別の1年生部員の顔を殴ったりした疑い。
池村容疑者は02年から同校の監督を務め、部員への暴行の責任を取って今年9月1日付で同校を依願退職。複数の部員の保護者が9月下旬に告訴していた。日本高野連は、元監督の無期謹慎処分を日本学生野球協会に上申している。
■ 26位 巨大ラケットにウィリアムズ姉妹悪戦苦闘
テニスのウィリアムズ姉妹が17日、米国シアトルの小学校を訪問し、巨大ラケットでプレーして子どもたちをわかせた。
AP電によると、2年目となるチャリティーツアーの一環で訪れたもので、昨年は17万5000ドルを集め、様々な基金に寄付した。
質問コーナーでは休日の生活ぶりを聞かれ、「遅くまで眠って、それからアニメを見るわ」と姉のビーナス。チャリティーツアーは、クリーブランドやワシントンDCなども回る予定。
■ 27位 堤清二氏ら親族、米ホテル経営陣を提訴 西武鉄道問題
西武鉄道グループの再編をめぐり、グループ側と堤義明・コクド前会長の親族が争っている問題で、前会長の兄で西武百貨店元会長の清二(作家の辻井喬)氏ら親族4人が、グループが経営するプリンスホテルなど米国・ハワイにある資産の所有権確認を求める訴訟をハワイ州裁判所に起こした。親族側によると、18日に訴状が受理された。
清二氏らは東京地裁で、「コクド株は堤家の相続財産で、自分たちはコクドの大株主だ」として同社株の所有権確認を求め、名義上の株主であるコクド役員らと係争中。今回の提訴は、グループ再編を急ぐ後藤高志・西武鉄道社長らの動きを牽制(けんせい)するとともに、国内の訴訟が確定する前にコクドの資産が売却されることを防ぐのが狙いという。
親族側によると訴訟の相手方は、ハワイのマウイ島やオアフ島などにある4カ所のホテルとゴルフ場などの経営会社9法人と、各社の社長ら経営陣。親族側は「各施設の経営陣は、コクドの大株主である自分たちの意向に従う義務がある」と主張。これらの施設の財務内容書類の閲覧なども求めている。
コクドは西武鉄道株の約6割、プリンスホテルの全株を所有するなど株によってグループを支配している。コクド株がだれのものかの問題はグループの再編を左右する影響力を持つ。
西武鉄道の後藤社長は来年3月までに「西武グループ持ち株会社」を設立し、創業家・堤一族の影響力を薄める方針を明らかにしている。再編過程では不採算のホテルやレジャー施設が閉鎖・売却される見通しだ。
今月28日にはコクドの臨時株主総会の開催が予定され、持ち株会社の設立が議題になる。親族側はこれについても開催禁止を求めて裁判で争っている。
■ 28位 「火をつけると孤独感が紛れた」放火で逮捕のNHK記者
NHK大津放送局記者の笠松裕史容疑者(24)=休職中=が非現住建造物等放火未遂容疑で逮捕されてから2週間がたった。滋賀県警の調べに対し、笠松容疑者は「先輩や上司に厳しくしかられ、仕事で行き詰まり、ボロボロになっていた」「火をつけると孤独感が紛れた」と話しているという。供述内容から事件に迫った。
笠松容疑者は04年春、NHK大津放送局に配属された。「災害取材がしたい」。着任したばかりの笠松容疑者は同期の他社の記者らに夢を語った。酒席では物まねをしたり、おどけたりと、明るい一面もあった。
だが、取材が不十分で、先輩記者に怒られることがしばしばあった。県警記者室で叱責(しっせき)され、涙を流す姿も。局からの電話で手が震えたり、無言で記者室の机を殴ったりするようにもなった。
笠松容疑者の行きつけだった飲食店の店主は「1人で来ることが多く、毎回酒量は多かった。仕事の愚痴をこぼし、よく『やめたい』と言っていた」と話す。
同年末、交際していた女性との別れ話が持ち上がった。酒量が一層増え、顔色が悪くなった。
「NHKで自分はもうやっていけないと思った」「相談できる相手がいなかった」
この春、それまできちんと剃(そ)っていたひげが伸び、見た目も変わった。そのころ、連続放火が始まった。笠松容疑者は火をつけたのはいつも酒を飲んだ後だった、と話しているという。
「気を紛らわせるために火をつけた。対象は選んだわけじゃない」
大津市で廃材が焼けた4月23日の火事では自ら119番通報し、近くにあった消火器を使い、住民らと火を消し止めた。5月1日と9日の放火の現場でも目撃され、取材する様子はないのに、消防団員らに自ら「NHKの記者だ」と名乗った。
4月25日、兵庫県尼崎市で、JR宝塚線(福知山線)で脱線事故が発生。周囲に「現場取材に行った」などと、大きな現場を体験したいという、入局時の夢がかなったかのようなうそをついている。「『血と油のにおいがひどく、あんな光景は二度と見たくない』と興奮した様子で話していた」(知人の消防団員)
5月15日未明、約30分の間に8件の放火が続いた。自宅マンション向かいの民家が全焼した現場では、笠松容疑者は他社の記者に「(写真を)どんどん撮れ」と叫んでいた。
「15日の全焼した火事は覚えているが、7件は、よく覚えてない」
県警は、民家全焼の直後、笠松容疑者から任意で事情を聴いたが、関与を否定し、職場への不満を強い調子でまくし立てた。翌16日から笠松容疑者は休暇を取り、大阪府岸和田市の実家に戻って入院。一時帰宅した6月5日、同市内で放火未遂事件を起こし、逮捕された。
■ 29位 浅田が首位、荒川3位 フィギュアGP仏杯第1日
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯第1日は18日、女子ショートプログラム(SP)で浅田真央(グランプリ東海ク)が63.96点で首位に立った。2位のサーシャ・コーエン(米)とは3.00点差。荒川静香(プリンスホテル)は57.98点で3位につけた。
日本選手が出場していない男子SPはジェフリー・バトル(カナダ)が76.08点で首位。ペアSPはタチアナ・トトミアニナ、マキシム・マリニン組(ロシア)が66.50点でトップに立ち、井上怜奈、ジョン・ボルドウィン組(米)は53.46点で4位。
アイスダンスでは渡辺心・木戸章之組(新横浜プリンスク)が規定とオリジナルダンスを終えて73.78点で6位。首位はエレーナ・グルシナ、ルスラン・ゴンチャロフ組(ウクライナ)で94.74点。
◇
はじけるように滑走し、リズムに乗ったままジャンプ。ゆったりとリンクを横切るときはポニーテールをなであげた。短いスコートを右手でひらひらっとさせて、ちゃめっ気たっぷりのフィニッシュのポーズ。自然に立ち上がって拍手を送った観客の胸には、浅田の滑る喜びが届いていた。
得点は2位になった2週間前の中国杯より1.04点上回った。「スパイラルとステップを少しずつ直した分かな」
パリへ出発する前、「優勝したら(ペットの)犬のお友達を買おうか」と母親と話していたという中学3年の15歳。城田憲子・日本スケート連盟フィギュア強化部長は「スケートが楽しいというピュアな気持ちが氷の上に出ている。見ている方も楽しくなる」。
そんな浅田を「私にもあんなふうに滑っていたころがあった」と見たのは3位につけた23歳の元世界女王・荒川だ。今は失敗へのおそれや緊張と戦いながら滑っている。「重圧のなかで滑り切るのが実力」と、自分に言い聞かせるように話す。
年齢制限で選考対象外の浅田と違い、この大会の順位が2大会ぶりの五輪出場に結びつく。練習ではうまくいっていた序盤の3回転で、跳んでから不安がよぎり2回転で着氷。ゆったりリンクを横切るはずの場面では、滑るコースがずれたのを気にして早く切り上げた。それでも高得点を出した質の高い滑りがあるだけにミスが惜しい。
最終日、「楽しみたい」という荒川と、「今日で満足かも。あとはノーミスで」と話した浅田。翌日のフリーの演技に向け、心は一夜の間にどう動くだろう。
■ 30位 最年少プロ・森田あゆみが初優勝 テニス全日本選手権
テニスの全日本選手権第7日は19日、東京・有明テニスの森公園で女子シングルス決勝があり、第9シードで15歳の日本人最年少プロ、森田あゆみが、第8シードの米村知子を2―1の逆転で下して初優勝した。
15歳8カ月での大会制覇は、83年の雉子牟田明子(15歳4カ月)、88年の沢松奈生子(15歳6カ月)に次いで、史上3番目の若さでの優勝記録となった。
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