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2005.11.03

ランキングAsahiCom_2005-11-03

asahi.com(http://www.asahi.com/whatsnew/ranking/)より
■2005-11-03
■ 1位  ダイヤ乱れに怒り暴徒化列車放火 113人逮捕


 アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外のアエド駅で1日午前8時半(日本時間午後8時半)ごろ、ダイヤの乱れに怒った乗客らが列車に放火した。少なくとも20人が負傷し、113人が逮捕された。

 現地メディアによると、駅に到着した列車が予定通りに発車しなかったので、一部の乗客らが駅舎にも投石して火を放ち、販売機の金銭を奪うなど暴徒化したという。列車の15両は全焼。暴動は約5時間続いたという。列車が停車していた時間は、20分か50分ほどといわれる。

 ロイター通信によると、群衆の中に顔を覆って棒を手にしたグループがいたことから、政府は「左翼過激派が暴動を扇動した」とみている。同国ではここ数年、政府の失業者対策への不満を背景にデモ参加者らが警官隊と衝突するケースがめだっている。記者会見したフェルナンデス内相は「計画された襲撃だ。どの世界に列車や駅に火を付ける住民がいるというのだ」と話した。

 同国では01年末の経済危機以降、列車の遅れも慢性化している。財政難などのため、整備などに資金が回らないという。4、5日にブッシュ米大統領も参加する米州サミットが予定されており、1日から特別の警備態勢が敷かれていた。




■ 2位  ジャンボ尾崎さん、民事再生手続きへ 債務16億円


 プロゴルファーの尾崎将司さん(58)が、東京地裁に10月12日付で民事再生手続きを申し立て、同地裁が同月18日付で手続き開始決定をしていたことがわかった。尾崎さんの代理人の弁護士は2日、尾崎さんの債務の総額が約16億円であることを明らかにした。

 民事再生手続きは、債務を負って返済が困難になったとき、裁判所に申し立てて生活の再建を目指す制度。手続きに至った理由について、代理人は「連帯保証債務の返済が不可能になったため」としている。

 尾崎さんはこの日、「ゴルフツアーには今後も積極的に参戦し、ゴルファーとして一層の研鑚(けんさん)に励んでいく所存です」とのコメントを出した。




■ 3位  夜回先生に「助けて」、通報でわいせつ容疑男逮捕


 三重県警大台署は1日、同県伊勢市宇治浦田1丁目、旅行会社社長横田登容疑者(55)を、県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕した。

 調べでは、横田容疑者は10月10日、同市内のホテルで同県多気郡内の中学3年の少女(15)が18歳未満と知りながら、みだらな行為をした疑い。

 少女は、「夜回り先生」として講演活動などで知られる元高校教師水谷修さん(49)のホームページを見て、携帯電話から「殺される」と助けを求めるメールを送信。水谷さんが少女に連絡をとった上で同署に通報したという。

 少女は3年ほど前から横田容疑者と交際していた。水谷さんによると、少女が別れ話を持ち出すと、横田容疑者が「殺すぞ」「ビデオをばらまくぞ」などとメールを送るようになったという。同署は脅迫などの容疑でも調べる方針。




■ 4位  鈴木宗男氏対応マニュアル」、本人郵送


 新党大地代表の鈴木宗男衆院議員は1日、国会内で記者会見し、外務省が鈴木氏について作った「対応マニュアル」を、本人に郵送してきたことを明らかにした。文書は「秘」文書の扱いだったが、鈴木氏の求めに応じ、「秘」指定を解除して公開された。

 文書は「鈴木宗男衆院議員からの依頼等に対する対応ぶり」。A4判2枚で「積極的に説明に行くことは原則しない」と指示。会食などを強く求められた場合は「上司等と相談した上で回答させていただきます」と答えるよう指導している。

 外務省は鈴木氏側から9月末に文書の開示請求を受け、10月28日に「秘」指定を解除。31日付で郵送したという。

 鈴木氏は会見で「内容は明らかに私を忌避するものだ。外務省がこのマニュアルのラインで対応するならば、私は私なりの信念と手法で国益増進のために努力していく」と語った。

 鈴木氏は在外職員の住居手当などに関する質問主意書28件を1日までに提出。職員は徹夜で作業に当たっているという。




■ 5位  たん吸引理由入園拒否は「違法」 女児両親提訴


 息を吸うときに気管がふさがって呼吸しにくくなる喉頭(こうとう)軟化症のため、定期的に吸引器で痰(たん)を吸い出すことが必要な女児(5)とその両親が2日、「痰の吸引が必要なことを理由に保育園への入園を拒んだのは違法」として東京都東大和市側を相手に、入園を不承諾とした処分の取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。

 原告は青木繁宜さん、待詠子(たえこ)さん夫妻と長女鈴花(すずか)ちゃん。訴えによると、鈴花ちゃんは1歳のときに気管切開手術を受け、それ以来、気管への空気の通り道を確保する器具を常時のどに装着している。このため、1〜3時間おきに1回、細い管を気管に入れ、電動の吸引器で痰や唾液(だえき)を吸い出す必要がある。

 吸引が必要なこと以外に問題はなく、障害がある就学前児童が通う施設でも「十分に保育園や幼稚園に通える」と言われていたという。

 だが、今年1月、市立保育園への入園を申し込んだところ、「吸引は『医療行為』で人的対応ができない」として不承諾とされたという。

 原告側は「保育園には看護師が配置され、十分対応できる。吸引は家族でも容易にでき、業務の負担にはならない」と主張。市側は「看護師はいるが、鈴花さんは常時観察が必要で、集団保育のなかでは対応できない」と説明している。

    ◇

 厚生労働省によると、「痰の吸引を必要とする子を一般の保育園や学校に通わせたい」との要望は自治体を通じて相次いで寄せられている。しかし、その対応は自治体任せになっているのが実情で、独自に予算を組んで看護師を配置している自治体もあるが対応はばらばらだ。

 また、養護学校では吸引ができる看護師の配置が進んでいるものの、普通の学校にはこうした措置はとられていない。このため、同省は吸引が必要な子について「養護学校に通ってもらうのが基本」としている。




■ 6位  南京大虐殺巡日中発言 ホロコースト議題国連総会


 国連総会は1日、1月27日を第2次大戦中に起きたユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の「国際追悼デー」にする決議案を採択した。ポーランドのアウシュビッツ強制収容所が解放された日にあたり、米国やイスラエル、ロシアなどが求めていた。

 大戦の惨事をめぐり、採択後に中国の国連代表部書記官が「60年前、アジアの人々も筆舌に尽くしがたい苦しみを受けた」と演説。「1937年の南京大虐殺で30万人が死亡した」として「ユダヤ人と同じようにアジアもこの歴史の一章を決して忘れない」と発言した。これに対して、日本の小沢俊朗・国連3席大使は「歴史を議論する際には、特に数字についての共通の理解を持つことが建設的だ」と発言。「歴史の事実を謙虚に受けとめ、痛切なる反省と心からのおわびの気持ちを常に心に刻んでいる」とも述べた。




■ 7位  長谷川マリナーズ退団へ 球団来季契約せず


 大リーグのマリナーズは1日、長谷川滋利投手(37)との来季契約の選択権を行使しないと発表し、同投手の退団が決まった。球団側が選択の権利を持っていた年俸310万ドル(約3億6千万円)での来季契約を行わない代わりに、長谷川に違約金33万ドル(約3800万円)を支払う。

 長谷川は今年が大リーグ9年目で、03年にはオールスター戦にも出場。マリナーズには02年から所属し、今季は46試合に登板し、1勝3敗、防御率4.19といまひとつ精彩を欠いた。大リーグ通算では517試合に登板し、45勝44敗33セーブ、防御率3.71。(時事)




■ 8位  子ども英会話講師派遣2社が破産 受講料億円返還困難


 子ども向けに英語講師を自宅に派遣している「ビンバンブンクラブこども英会話」を全国展開している運営会社2社が10月28日、東京地裁にそれぞれ自己破産を申し立てていたことがわかった。関係者によると、8月時点の会員は約2万1000世帯で、負債総額は計約48億円になる。両社の資産はほとんどなく、前払い分の受講料計約8億円の返還も難しい状況だという。子ども向けの英会話教室は近年急増しており、競争が激化していた。

 運営会社は「オーブエデュケーションシステム」(本社・さいたま市)と、「エデュケアシステム」(同・東京都新宿区)。関係者によると、負債の内訳はオ社が25億円、エ社が23億円。オ社の勧誘パンフレットでは、オ社とエ社はグループ会社とされている。

 登記簿などによると、オ社は95年に設立され、16都道府県で事業を展開している。エ社は01年に設立され、東京、大阪、名古屋、福岡に本社・事業所を設置。「ビンバンブンクラブ」は「やさしい日本人の先生と1対1で」などと宣伝し、幼児や小学生向けに受講生を募集していた。

 両社の負債の大半は信販会社に対するもの。ほかに、3年分の受講料を一括払いしていた会員約4300世帯の約8億4000万円や約2700人の講師に対する未払いの賃金約1億1000万円などがある。

 受講料は一括払いの場合、3年分月4回のレッスンで約35万〜38万円だったという。関係者は「中途退会者が新規入会者を上回り、受講料返還経費などがかさんだ。資産はほとんどなく、すでに支払われた受講料が返還される可能性はゼロに近い」としている。

 東京都練馬区の公務員の女性(32)方に先月31日、東京地裁から通知が届いた。オ社が自己破産を申請し、すでに支払った受講料は戻らないという内容だった。

 女性は昨年10月、長女(3)を同クラブに入会させた。「習い事でもさせようかな」と考えていた矢先、クラブの講師が飛び込みの営業で自宅を訪問、体験レッスンを持ちかけてきた。15分間のレッスンを受けたところ、長女は楽しんでいるように見えた。週1回45分間。夕方に講師が自宅に来てくれるので、仕事をしながらでも続けられる気がした。

 「人気があるので早めに契約して」。体験レッスンに同行した営業担当者の勧めで、その場で契約。後日、入会金と3年分の受講料の総額約35万円を一括で支払った。

 女性は「受講料は返せないというし、楽しくレッスンを受けていた子どもになんと説明すればいいのか」と話した。

 関西在住の女性講師は、同僚から破産手続きを知らされ、事務所に出向いたが、ひと気はなく、ドアには張り紙1枚があっただけだった。受講する世帯に状況を知らせると、泣き出す保護者もいたという。




■ 9位  闇の職安家出少女募集売春させた疑い 男2人逮捕


 携帯電話のサイト「闇の職業安定所」で家出少女らを募り、少女を専門に扱う派遣型風俗店に引き渡して売春させていたなどとして、警視庁は2日、住所不定の無職竹内建太(21)、神奈川県南足柄市駒形新宿、風俗店従業員樋口哲也(23)の両容疑者を児童福祉法違反などの疑いで逮捕した、と発表した。風俗店には中学生や高校生が約30人働いていたとの情報があり、警視庁が調べている。

 少年育成課などの調べでは、竹内容疑者は携帯サイトに「18歳未満の風俗で働く女の子募集。家出したい子には住むところも用意する」などと書き込んで少女を募集。返信してきた四国地方の無職少女(15)に家出をそそのかして東京に誘い出し、4月に風俗店の従業員だった樋口容疑者に引き渡した疑い。樋口容疑者は翌5月、その少女に茨城県水海道市の男(30)=児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で起訴=を相手にわいせつな行為をさせた疑い。




■ 10位  カードゲーム勉強 千葉先生考案、2万部超ヒット


 ドラえもんにあこがれ、漫画家を目指していた小学校の先生の手作りカードカルタが、全国47都道府県の小学校に広がっている。「歴史人物」と「都道府県」のカード。イラストはすべてこの先生の手書きだ。「ひたすら暗記するのではなく、カードを互いに戦わせて遊べるのが受けたのでは」と教材会社の担当者は話している。

 カードを作ったのは、千葉県内の公立小学校5年担任、三橋勉さん(39)。その教室で、三橋先生が「きりたんぽ、かまくら、曲げわっぱ」と三つのヒントを読み上げると、「はい!」と子どもが「秋田県」のカードを取る。

 「面白いよ! 遊びながら、覚えられる」と子どもたちは言う。

 「歴史人物」カードには業績や時代名、「都道府県」には県庁所在地や特産物などがそれぞれ書かれている。先生がヒントを出すと、取っていく。「勝ちたい一心で一生懸命勉強してきますよ」と三橋さん。

 カードにはそれぞれ数字も記載している。だから、2人で同時に出して、大きい方が相手から取る「対決」もできる。

 三橋さんは4年ほど前、ポケモンカードなどのカードゲームに夢中になる子どもを見て、「こんな複雑なルールが分かるなら、歴史人物や地名だって覚えられるはず」と考えた。

 資料集を参考に、織田信長、ザビエルなどの似顔絵を描いた。「将来漫画家になろう」と、中学生の時に仲間と誓い合い、プロを目指していたほどの腕前だ。自発的にこうしたカードを使い、授業を楽しくする工夫もしてきた。

 昨夏、有志の教師で開いた教材研究会での発表会を見ていた学習教材の「新学社」(京都市)の担当者が目をつけ、商品化することになった。だが、「『絵が評判なので、このままいかせてください』と言われた時は、えっと思った」。

 製品化のため、改めて140種類以上のイラストを、冬休みなどを利用して2カ月間で描き直した。1部350円で同社が学校直販で売ると、4月からこの手の教材としては2万部以上のヒットになった。12月には現代語訳つきの百人一首も発売するという。




■ 11位  「イトカワ」は岩だらけ 探査機はやぶさ観測


 宇宙航空研究開発機構は1日、探査機「はやぶさ」が約4キロの近距離で撮影した小惑星「イトカワ」の新たな写真を公開した。4日には約30メートルまで接近させて、小型探査ロボット「ミネルバ」などを落とす。12日と25日には、はやぶさを表面に着陸させて岩石などの試料を採取する。

 イトカワの表面には予想以上に岩が多く、最大で50メートルほどの岩塊も見つかった。同機構の藤原顕教授は「過去に小惑星が破壊されるほど、大きな衝突があった可能性がある」と分析する。一方で細かい砂が積もったような平らな部分も見つかり、「もっと均一で、のっぺりしていると考えられていたが、予想以上に多様性に富んでいた」と話した。

 観測をもとに、はやぶさの着陸地点として、12日は比較的平らな「ミューゼスの海」、25日はゴツゴツした岩がある「ウーメラ砂漠」が選ばれた。今後、着陸場所の名前を公募するという。




■ 12位  イチロー、5年連続受賞 MLBゴールドグラブ


 大リーグで守りに秀でた選手に贈られるゴールドグラブ賞のア・リーグの受賞者が1日、発表された。イチロー(マリナーズ)が外野手部門で01年の大リーグ入り以来5年連続5度目の受賞を果たした。5年続けてシーズン200安打を放ったイチローは守備でも10補殺を記録。失策を二つに抑え、守備率は9割9分5厘だった。ナ・リーグは2日に発表される。受賞者は次の通り。(カッコ内数字は受賞回数)

 ▽投手 ロジャーズ(レンジャーズ)(4)▽捕手 バリテック(レッドソックス)(1)▽一塁手 テシェイラ(レンジャーズ)(1)▽二塁手 ハドソン(ブルージェイズ)(1)▽三塁手 チャベス(アスレチックス)(5)▽遊撃手 ジーター(ヤンキース)(2)▽外野手 イチロー(マリナーズ)(5)、ハンター(ツインズ)(5)、ウェルズ(ブルージェイズ)(2)




■ 13位  女子生徒入院後も母に毒物? 購入自宅近くの薬局


 母親を劇物のタリウムで殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された静岡県の高校1年の女子生徒(16)が10月2日に母親が入院した後も、タリウムを母親の飲食物に混ぜるなどしていた疑いのあることが静岡県警の調べでわかった。

 入院後、医師団の懸命の治療にもかかわらず、母親の容体は悪化していった。医師団から相談を受けた県警が病状の推移を分析したところ、入院後も継続的にタリウムを摂取させられていた疑いが強まったという。生徒は頻繁に母親の見舞いに行っていた。

 犯行に使ったとみられる酢酸タリウムは8月中旬、自宅近くの薬局で購入していた。母親の体内から検出された劇物の成分と生徒が購入したタリウムの成分は鑑定で一致している。

 調べでは、タリウムを購入した際、女子生徒は薬局で所定の用紙に住所と名前などを書き込んでいた。県警は生徒が名前などを偽らずに書いたため、薬局側が不審に思わなかったとみて購入の経緯について詳しく調べている。

 生徒は2日までの静岡県警の調べに対し、「自分はやっていない。私の部屋にあったものを母親が間違えて飲んだ」などと供述している。

 逮捕前の任意の事情聴取には「父親はたまにお小遣いをくれる。母にはたまに怒られる」などと話していた。ただ、これまでの調べで親子関係などでトラブルがあったとの状況は浮かんでいない。




■ 14位  週刊誌の「紀宮さまの新居報道宮内庁が「遺憾の意」


 宮内庁は2日、「週刊新潮」11月10日号が掲載した紀宮さまの結婚後の新居に関する記事について、報道室長名で同誌編集部に「誠に遺憾」とする文書を送った、と発表した。

 同号は、2人が来春から暮らす新居だとして、都内のマンション名を写真付きで報道した。宮内庁は「住居は安全と平穏が確保されるよう配慮されるべきだ」などとして、新居に関する報道の自粛を宮内記者会や日本雑誌協会を通じて報道各社に要請していた。




■ 15位  元副部長「おれの声は専務の声」 銚子信金事件5人逮捕


 銚子信用金庫(千葉県銚子市)をめぐる不正融資事件で、千葉地検特別刑事部は1日、同信金の元管理部副部長斉藤茂夫(55)=茨城県神栖市=と融資先の水産物加工会社の実質経営者鈴木進(55)=銚子市=ら5容疑者を背任の疑いで逮捕した。関係者の話では、元副部長は「おれの声は専務理事の声」などと言い、信金内で強引に融資を決めていたという。融資総額約17億円のうち12億〜13億円が回収不能になっているとされる。

 ほかに逮捕されたのは、信金の元管理部次長伊東博(51)=千葉県夷隅町=、信金元職員で不動産鑑定士石毛文男(68)=銚子市=、会社役員嶋田晴美(55)=同=の3容疑者。

 調べでは、斉藤元副部長らは01年7月、回収不能になることを知りながら、十分な担保を取らず、鈴木容疑者の水産物加工会社に2000万円を融資。全額を焦げ付かせ、同信金に損害を与えた疑い。「社宅購入費」の名目になっていたが、実際には鈴木容疑者の自宅の競売を阻止するために使われていたという。

 斉藤元副部長は当時、債権回収部門の実質責任者だった。関係者によると、自ら融資部門に鈴木容疑者の会社グループへの融資話を持ち込み、「すでに決まっているので禀議(りんぎ)書を出せ」と十分な審査をしないまま、決裁させていた。融資、債権回収の両部門を統括する専務理事の名前を出し、融資部門の審査を抑え込んでいたという。

 また、鈴木容疑者の会社グループから、斉藤元副部長の親族名義の法人口座に対し、入金がされていることも判明。地検も同様の情報を得ている模様で、斉藤元副部長が不正融資の見返りを得ていた可能性もあるとみて裏付けを進めている。




■ 16位  インドネシア独立戦争参戦旧日本兵日記発見


 インドネシアのオランダからの独立戦争(1945〜49)で、現地の独立軍に身を投じた元日本兵が戦時につけていた約3年分の日記と、3通の戦闘報告書が存在することが明らかになった。同戦争では後に書かれた回想録などは知られているが、史料として価値の高い同時期の記録が公になったのは初めて。約1000人の日本人が参加し、数百人が死亡したとされる同戦争の実態解明に光を当てる発見だ。

 北海道生まれのラフマット・小野さん(86)=日本名・小野盛(さかり)、東ジャワ州在住=が保管していた。慶応大3年の林英一さん(21)が提供を受け、6月の軍事史学会(会長・高橋久志上智大教授)で発表した。

 日記は、小野さんが日本軍を離脱した翌日の45年12月30日から48年11月26日までで235ページ。

 参戦した動機を小野さんは「大東亜建設ノ礎石タラントシ同胞ノ義戦ニ参加」(46年2月13日)と記していた。一方、日記からは地元女性と家庭を持った、あるいは戦犯としての訴追をおそれた日本人がいたことも分かり、参戦動機は様々だったことが浮かび上がる。

 戦闘報告書のうち一つは小野さんが日本人部隊の副隊長として指揮したゲリラ戦で、同戦争で最大級の戦果をあげていたが、インドネシアの史書には記録がなかった。




■ 17位  「ご主人がわいせつ行為教員妻狙い振り込め詐欺


 わいせつ行為の示談金名目で教員の妻らから現金を詐取したとして、警視庁が東京都練馬区豊玉南2丁目、無職天野篤(24)、大田区新蒲田3丁目、同河口将(24)の両容疑者と22〜23歳の大学生4人ら計9人を詐欺の疑いで逮捕したことが1日わかった。このグループによる被害は計約1億円に上るとみて調べている。天野、河口両容疑者ら3人は容疑を否認している。

 捜査2課の調べでは、両容疑者らは高校の教頭などを装って福岡県の主婦(56)ら3人に電話し、「ご主人が女子生徒に性的嫌がらせをして訴訟を起こされた」などと偽って示談金名目で計800万円をだまし取った疑い。

 大学生らは振り込まれた現金の引き出し役で、1万数千円の日当を受け取っていた。




■ 18位  航空券宿泊だけ、ネット予約 住商系が新パック >旅行


 航空券とホテルだけを組み合わせた割安な海外パック旅行をインターネットで予約・購入できるサービスが、日本でも始まった。欧米で人気上昇中の「ダイナミックパッケージ」と呼ばれる旅行ビジネスで、住友商事が全額出資するネット専門旅行会社のグローバルトラベルオンライン(GTO)が先月導入した。住商は「店舗やパンフレットが要らない分、大手旅行会社より安く提供できる」と新分野開拓に意欲的だ。

 GTOのホームページで、行き先、期間、人数を選び、搭乗できる航空便、ホテルと部屋タイプなどを検索・指定したうえで、予約・購入する仕組み。最短で出発日の4日前まで可能だ。旅慣れた層に照準を合わせているので、送迎や観光・買い物プランなどはない。

 現在、予約が可能なのは、ソウル、グアム、サイパン、ハワイ、バリ、台北、バンコク、プーケットの8地域の「四つ星以上」の178ホテル。今後、中国本土、豪州、北米などにも広げるという。

 GTOの場合、店舗・パンフを使わず、手数料のかかる現地業者などを介さずにホテルと直接取引するため低価格化が可能という。楽天トラベルも導入を視野に入れているといい、この手法が着実に広がると、従来型の海外旅行ビジネスに刺激を与えそうだ。




■ 19位  お天気キャスター結集気象を劇に 森田さん呼びかけ


 舞台上は全員、天気予報でおなじみのキャスターや気象予報士。そんな異色の演劇公演が5、6の両日にある。リーダー格の森田正光さん(55)の呼びかけで、放送局の壁も超え20人以上が猛げいこ中。題材も天気予報で、「予報士の使命感や、気象の知識を持つ大切さを伝えたい」と熱が入る。100万円ほどを見込む売り上げは全額、公演のきっかけになったスマトラ沖地震の被災者支援に寄付する。

 この喜劇「あしたはあした」は、イベント集団「お天気や」の旗揚げ公演。会場は東京都港区赤坂2丁目のシアターVアカサカで、森田さんのほか、TBSアナウンサーの小林豊さん(40)、日本テレビ「ズームイン!!SUPER」キャスターの平井史生さん(40)らテレビやラジオで活躍する面々がこぞって出演する。

 ラサール石井さんらとの交流で演劇に興味を持った森田さんの背中を押したのは、死者・行方不明者が20万人以上にのぼった昨年暮れのスマトラ沖地震。「津波の知識や情報があれば被害はずっと小さかった。気象の知識が命を救うことを伝え、情報を出す側の責任の重さも改めて考える場になればと思った」

 経営合理化でリストラの危機に立つ地方テレビ局の気象予報士たちが、人命を優先して信念を貫く物語。関東大震災で大火災の高熱の中、47.3度の気温を測定した観測員の話や江戸時代の南海地震で津波から村人を救った「稲むらの火」など、気象にまつわる史実も盛り込んだ。

 8月に始まったけいこはまさに佳境だが、予報士集団ならではの深い悩みも。早朝から深夜まで常に誰かが仕事を抱え、全員がそろうのは当日だけ。都合がついた顔ぶれで毎日少しずつ演技を合わせ、電話でせりふを言い合ったり、演技を撮ったビデオテープを交換したりと苦心している。

 「仕事柄、同じ予報士でも局が違えば話をする機会は少なく、いい交流の場になっている」とTBSの小林さん。テレビ朝日に出演するキャスター松並健治さん(34)も「瞬発力で勝負する本業とは全く違う世界。覚えるのは大変だけど、おもしろい」と熱中する。森田さんは「何とか成功させ、2回、3回と続けたい」と意欲満々だ。

 公演は5日午後7時、6日午後1時と午後6時の3回。前売り券は売り切れ、2500円の当日券が各回20席弱ある。問い合わせはフォーチュンスープ(03・5449・4022)へ。




■ 20位  青森岩手リンゴ盗多発 1週間で2万個超被害

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